2008年02月24日

第5回マイクロソフトカップ決勝戦
秩父宮ラグビー場



トップリーグ(TL)をレギュラーシーズン13戦全勝でステージクリヤした三洋電機ワイルドナイツは、第1シードでマイクロソフトカップ(MSC)の優勝も目指す。

前身の全国社会人大会は三洋電気とは因縁が深く、神戸製鋼七連覇の頃は、毎年のように「今年は三洋」と言われ続けては、決勝戦で神戸製鋼の後塵を拝し、「シルバーメダルコレクター」の名を欲しいままにしていたのである。
特にロスタイムでイアン・ウイリアムスに同点トライをされて、逆転ゴールを決められた試合は、宮地監督の唖然とした顔とともに、長く記憶されることだろう。

「今年こそ!」観客席の上段で試合を観戦する宮地氏の顔を見るたびに、きっとそう思っていることだろうと感ずるのであった。
MSC一回戦は「これが三洋クオリティ」とばかりに、東芝府中に逆転負けを喫し、
ファンの期待通りになるのではないかと思われたが、まさかのロスタイム逆転サヨナラ勝ちでファイナルに駒を進める。

対する相手は、かつて同点引き分けで優勝を分け合ったこともあるサントリー・サンゴリアス。
監督は清宮である。
相手に不足は無い。まさに善と悪の最終決戦である。

秩父宮に血の雨が降ることは無いだろうが、
前の日の午後から日本列島は大荒れの天気となるし、中国四川省重慶で行なわれていたサッカー東アジア選手権の日中戦はその天気並みの荒れ方となり、何かを予感させるのであった・・・







前日(23日)の午後自宅より窓越しに路線バス折り返し所を見る。
大風で土ぼこりが舞い、遠くがかすんで見えない。
小さな子を抱いた母親がかわいそうである。
電話ボックス内でバスを待てばいいのにと思う。
千駄ヶ谷駅から秩父宮ラグビー場に向かうが、本日は決勝戦一試合しかなく、時間に余裕があるので、ホープ軒に寄って腹ごしらえをする。。
いつものようにPLと。
ワタクシは電車の最寄り駅まで来て排便がしたくなったので
彼と待ち合わせた電車ではなく、一本はやいのに乗って、池袋西武百貨店に行き、そこで用を足した。
彼とは西武線の改札で待ち合わせた。
ラグビー初観戦の「かいちょ」。

現在、青梅市在住の彼は、2月3日の青梅マラソン大会に出る予定であった。
彼からの連絡を聞き、ワタクシらクラブかもいのテントに彼を案内する予定としていたが、御存知のように降雪中止となってしまった。

その後も彼とは連絡を取り合っていて(マラソンの情報交換)、今回のMSCにもお誘いをするのであった。
競技場に行ってみると、少年ラグビーの試合をしていた。
競技する範囲はうんと狭くなっています。面積で四分の一も無いかもしれない。
それに一方的な内容なので、ピッチの半分しか使われず、もっと狭く感ずる。
9人制で、スクラムは5人で組んでいた。
タグラグビーやタッチフットではなく、タックル有りの本格的なラグビーである。
親がたくさん見に来ている。

黄色い旗やウエアは吹田RS(ラグビースクール)というチームのようだ。
大阪なので、タイガースカラーになるのだろうか。
子供の頃からノーサイドの精神。

10分ハーフだった。
埼玉と大阪と福岡のチームか。
どこもラグビーが盛んな県である。

それにしても吹田の圧勝である。子供は加減をしないからな。

で、スコアボードをよくよく見ると、これもMSCのようである。
いよいよ決戦でである。

バックスタンド最上段にへんぽんと翻(ひるがえ)る北斗七星の旗をはじめワイルドナイツの応援旗群。
敵将。

ドラゴンクスエストならバラモスとかデスピサロ、ハーゴン。

悪の権化、絶対悪、
デビル、サタン(マンヤルは左端)である。
大会旗と対戦チームの旗。

とにかく大風でラグビーを行なうのに良いコンディションとはいえない。
見る側にしてみても、陽が当たっているのに風のために寒い。
それにしても二月も下旬となると、太陽の軌道がずいぶんと高くなり、ビルの陰になることも無い。
大学ラグビーの盛りの晩秋から比べると、ずいぶんと観戦はラクである。

しかし、ワイルドナイツの旗が風でポールに巻きつき、半旗状になっているのが不吉である。
絶対善の具現者の集団が入場して来た。
正義の騎士達(ナイツ)よ!
悪に
正義の鉄槌を下すときはきたのだ!
悪の軍団も入ってきた。
悪魔にマインドコントロールをされた哀れな戦士たちである。


ぬきさんの頭頂が見えている。
彼は「マイクロソフト」というネーミングがいたく気に入り、
ハンドルを「ぬきさん」から「MS」に変えてしまった。
選手がみんなピッチに散ったのに、なかなか試合が始まらないと思っていたら、審判がいなかった。
ようやく入場してきた。
オーストラリア人なので、オレンジのジャージを着てきた。
キックオフ!!

。 いよいよ善と悪の最終戦争の始まり。
トニー、きょうも頼むぞ!

主審も元気にダッシュ。

なお、このコンテンツではfont color="brown"を
もちいている。
前半風上のワイルドナイツはずっとサンゴリアス陣で試合を進める。
なかなかゴールラインを割らせてはもらえない。

それにしてもスティルにしてみても、激しいボールの争奪だな。
ラインアウトもこれだけ高さがある。
前のジャンパーがフェイクで後ろに合わせているのか、面白い写真が撮れた。

ワイルドナイツはこの日も制空権を失い、苦戦の原因となっていた。
モールの強いサンゴリアス相手にラインアウトで圧倒されると、どうしても大苦戦となる。
ただ、得点にはそれほど反映されてこない。
ブラウンがPGを決めて先制。
この後もロースコアの展開となる。
派手な点の取り合いよりもクロート好みである。
押し競饅頭となると、巨猿が強い。

レフリーはサッカーのコリーナ氏に似ている。
頭の禿げ方だけだが・・・
矢富ともいえるか。
劣勢の空中戦。
マイボールラインアウトもほとんど失っている。
マイボールラインアウトを取られ、ナンバー8竹本にトライを奪われる。


タコの頭頂が見えている。
この帽子は、ワイルドナイツの応援に良いと思う。
ゴール決まって逆転。

ニコラスのゴールキックのとき、何人かが猛チャージをかけて、見事にブロックする。チャージ成功と思ったが、動き出すのが早かったと審判が判断し、キックアゲインとなる。
再キックのときは誰もチャージに行かなかった。抗議行動なのかもしれない。
その後、ホラニ龍・コリニアシがトライを奪い再逆転。
ポスト直下なのでゴールも決まる。

この日、トニーは再三ドロップゴールや、PGも試みるが、よい結果にはつながらなかった。
スクラムでコラプシングは無かったものの、劣勢のモールでは。再三この反則を取られていた。
10-7で折り返し、ハーフタイムを迎える。

サンゴリアスのマスコットが出てきて、エアバズーカでMSのTシャツをプレゼントしている。

それにしても、あまりかわいくないし、芸も無いな。
マスコットではヴェルブリッツのライガーが一番。
エアバズーカ。
後半が始まる。

僅差リードのものの、風下だし、密集戦では劣勢だし、ハラハラドキドキ。
小野沢のうなぎ走りにするりと抜けられて独走を許し、逆転されてしまう。
ハーフタイムに毒掃丸でも飲んだのだろう。
宮本監督の話しによると、チームディフェンスの約束事の徹底がなされていなかったとのことである。
サンゴリアスは逆転するとモールでマイボールを保持する卑怯な作戦を取る。
この点差のまま、ノーサイドを迎えてしまった。

「あってはならないこと」が起きてしまった。
世界同時株安も、原油1バレル百$も、
護衛艦が漁船を沈没させたのも、 ワイルドナイツが優勝できなかったためである。



08年02月25日 初稿









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